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動物の命を救う再生医療

再生医療とは?

組織や臓器の基本となる細胞を体外で増やして病気やけがの治療に利用することで、細胞治療とも言われています。体外で増殖させた細胞を本人に再移植することで正常な機能を取り戻す治療方法になります。今まで治療できなかった病気に対しての新しい治療法として注目されています。

動物の命を助ける未来の研究

世界中でも研究が行われている発展段階ですが、最先端の治療法として期待されています。獣医の中には再生医療に積極的に取り組んでいる所も多くあり、「がん」や「椎間板ヘルニア」の治療に役立っています。犬の死亡原因として多いがんには再生治療として「免疫細胞療法」というものがあります。これはもともと動物には病気やけがを自分で治そうとする免疫力を持っており、その免疫力が体内に入ってきた細菌やウイルスを攻撃するのです。このもともと備わっている免疫力を利用する治療法です。この治療法はがん治療特有の痛みや苦しみを伴わず、生活の質の改善につながる治療法として研究が進んでいます。人や動物を問わず、あらゆる分野において「再生医療」技術は発展を遂げています。

大きな可能性を持ち得る新たな取り組み

現実問題として巨大資本や行政の支援なしには研究を重ねていくことは極めて困難です。人間の医学でも始まったばかりの医療ですが、獣医師たちもいち早くこの再生医療に挑戦しているところです。動物への負担が少なくて済む再生医療はペットにとっても、人にとってもこれから大いに期待したい医療です。再生医療の今はすすんでいるといっても、やはり基礎研究はとても少ないです。これからの医療ではありますが、可能性を信じて研究や実験に取り組んでいってもらいたいものです。そして利用する側も、リスクなどをふまえ獣医師と話し合い手術を受けなければなりません。