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動物病院でできる血液検査

血液検査を行う理由

ペットの体調が悪くなった時、動物病院へ行くと、血液検査をすることがあります。フィラリア予防のお薬を処方して貰う時にも、血液検査をします。もしフィラリアに感染しているワンちゃんに、フィラリア予防のお薬を飲ませてしまうと、副作用が出てしまうことがあるため、血液検査でフィラリアの感染の有無を確認する必要があるからです。

血液検査には2種類あるのをご存知ですか?

動物病院で行われる血液検査には、大きく分けて「血液学的検査」と「血液化学検査」があります。

「血液学的検査」は、「血液一般検査」として、ペットの体調が悪くなった時に、動物病院で最もよく行われる血液検査で、一定量の血液の中の白血球や赤血球の数を調べたり、白血球や赤血球の種類やその出現頻度などを調べることで、貧血や脱水の状態が分かったり、感染症かどうかもわかる血液検査です。

「血液化学的検査」は、細かい項目に分かれていて、血液を遠心分離器にかけて、白血球と赤血球と血小板に分離して得られる血漿中の成分や酵素の量などを測定することで、肝臓や腎臓などの内部臓器の状態を調べたい時におこなわれます。全身の調子が悪い時や、麻酔前の検査で行われる血液検査です。

治療の効果を確かめる時にも項目を選んで検査をおこないます。

血清検査とは?

「血清検査」には、「血清ウイルス検査」と「血清フィラリア検査」があります。「血清検査」は、ウイルス感染の症状がみられる時や、病気がなかなか治らない時に行われる血液検査です。「血清フィラリア検査」は、フィラリアの感染が疑われる時におこなわれます。血液検査と言っても、調べたい目的によって、種類は色々です。動物病院では、人間と同じ様に、静脈から採血します。ですので、採血する時には、体毛(ほとんどが前足)を少し剃ることになります。じっとしていてくれるワンちゃんやネコちゃんばかりではないので、動物病院の看護師さんや飼い主さんに保定して採血します。

ワンちゃんやネコちゃんにとっては、ストレスになるかもしれませんが、定期的に動物病院で血液検査をすることは、病気の早期発見と早期治療にもつながるのです。