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意外と知らないノミの怖さ

ノミが活発になる季節は要注意

春から夏にかけて、ノミやマダ二のような寄生虫の活動が活発になってきます。外にお出かけするワンちゃん、ネコちゃんはノミ、マダ二予防が必要です。ノミやマダニは、ワンちゃんやネコちゃんにかゆみを引き起こすだけでなく、血を吸う時にその唾液成分が体内に入ることによって、アレルギー反応をおこしたり(ノミアレルギー性皮膚炎)、サナダムシの寄生や増殖を促したり、仔犬や子猫に大量寄生することで、貧血になることもあります。ノミやマダニが媒介しているといわれる、マイコプラズマ症や、バベシア症という死に至ることもある、恐ろしい病気に感染することもあります。

人間にも影響が出るってホント?

ライム病は、マダ二からペットや人間に感染します。また、ワンちゃんやネコちゃんについた、ノミやマダニは人間も襲います。そのため、ノミやマダニの予防は、絶対に必要なのです。

ノミの予防対策は?

市販されている物には、ノミ取りシャンプー、ノミ取り粉、ノミ取り首輪、ノミ取りクシなどがありますが、一番効果的なのは、動物病院で処方される予防薬です。動物病院での処方なので、少し高価です。しかし、寄生している成虫と卵を殺せるので、効果は高く、さらに、副作用も少ないので安心です。薬の種類は、スポット(首に垂らす)タイプと、スプレーするタイプ、ムースタイプのものがあります。液体の薬が主流ですが、皮膚疾患のワンちゃんやネコちゃんには、錠剤になっている飲み薬タイプや、猫に限り注射タイプもあります。

専門家に依頼するのが得策

効果の持続性は、ほとんどが1か月で、注射タイプに限っては6か月です。飲み薬タイプは即効性はありますが、持続性は1~2日になります。飲むのは1か月に1回です。ワンちゃんやネコちゃんの体にノミやマダニを見つけても、潰すのはやめた方がよいです。ノミのお腹の中にいる卵を飛び散らかすことで、ノミを増やしてしまいます。マダ二は、食いついたまま1週間近く血を吸い続けます。大きくなったマダニを取ろうとしてもマダ二の口が皮膚に食い込んでいて、口だけが皮膚の中に残ってしまうことがあります。動物病院で薬を処方してもらうのが、一番効果的で効率良く、ストレスも少なくてすむでしょう。